Win95 だけでは面白くないので,Slackware96 を入れることにした (ちなみに Linux の作業は初めて(^^;)).
まず,Linux 用のパーティションを作る.Slackware には FIPS.EXE という Win95 を残したままパーティションを分けるツールが付属している. しかし,これを Lib20 に使うと,最後のシリンダが使用されている,と出る. おそらく Hibernation 部分だとは思うが,どうしようもないので仕方なく フォーマットすることにする.
Win95 起動ディスクで立ち上げ,FDISK でフォーマット.
後ろに Linux native,Swap を取るために余分に避けてある.
さらに,前の100MB に Win95 を再インストールする. セットアップ起動ディスクで立ち上げて後はお任せ.全て最小限の設定にしておく. 45枚の入れ換えの末,出来上がると 75MB 位だった. もっと減らせるかも知れないが,Win95 の構造が分かってないので止めておく.
普通は,setup を実行するために,boot/root カーネルイメージを作成するが, FD が使えないので, pcrobo(floppy-less版) を使用することにする.
pcrobo(floppy-less版) は,DOS/Windows 上に boot/root ディスクイメージを置き, RAM 上に root を作って,setup できるようにしたものである. もちろん カーネルは PCMCIA に対応しているが,PCMCIA-FD は使えない.
DOS 領域に展開して setup2.bat を実行する.
Linux が起動したら,fdisk で Linux パーティションを作成.
setup では次の設定を行った.
あとは,X を XFREE86_SVGA にリンクして, XF86Config を XF86Config Collection からいただいたものを使用し,システム,ユーザ設定,JE のインストールをして完了.
(画面,RAM容量,HD容量とも)狭いながらもちゃんと動いているのが凄い. これでまだ15% 余っているので,当分は何とかなるだろう(贅沢しなければ(^^;)).
FreeBSD の CD-ROM を手に入れたので,母艦(PC/AT)を使って 250MB の HDD に DOS/Windows とともに無理矢理入れて見ることにした.
インストールは ネットワークカード(PCMCIA)を使って,母艦にあるCD-ROMを ftp することで行った. PAO は ネットワークカードをかなり選ぶので,メジャーなものの方を使う方が確実である. ここでは,Laneed(ELECOM)のLD-CDY を使用し,ed0 で認識できた.
まず,boot-pao.flp を RAWRITE で FD に書き込み,ブートフロッピーを作成する. PCMCIA に FD を接続し,フロッピーを起動. 言語指定まできたら,PCMCIA をネットワークカードに替え,PCMCIA チェックメニューを 進める.
あとは通常の FreeBSD と同様に作業する.
しかし,/ を 32M,swap を 20M,/var を 32M としているので, X user でいれるとかなり厳しい. ほとんどアプリケーションは何も入らないだろう. 私の場合は,kterm + Canna + ng + kinput2 + lynx で 構築したが,これでも数メガしか残り容量はない.
ノートPC(CF-S22)を購入して以来,Libretto 20 をモバイル用途で使うことはなくなった. 確かに手軽に持ち運べると言う点では断然 Libretto なのだが, フルパワーで作業をするには余りにも辛いスペックとなってしまった. また,慣れているとはいえ,Libretto 20 のキーボードは連続使用できるようには作られていない. そこで,放っておくのももったいないので,Libretto による家内 LAN サーバを作ることにした.
Libretto をサーバにすると,24時間運転可能,省スペース,省電力などのメリットがある. もちろん機能を重視しては Libretto 20 をサーバにする意味がないので,それなりに制限はある.
サーバ化に特別な技術は必要ない.普通に daemon を立ち上げて設定しておくだけである. うちでは以下のパッケージ(機能)を Libretto で動かすことにした.
この他,必要であれば DNS や NIS までカバーする予定である. ハードウェアとしては,以下の機器を接続している.
実際使ってみるとかなり便利である.常時運転が可能なのでクライアントを起動するだけでいいし, 他のマシンを起動しないときはもちろん静かである. 残念ながら Libretto 20 の場合,2.5inch HDD が 3.5inch に比べるとやや割高なのと,PC Card ポートが CardBus でないので 100Base-TX にできないというデメリットも存在する. しかし,使わずに放っておくのは非常にもったいない話である. ここは使わなくなったノートはサーバにして見るのも一つの選択肢であろう.
以下に Libretto20 つまり CL-GD7548 を含む場合の XF68Config の例を挙げる. 他のサイトに行けばあるはずだが, 自分自身の設定を無くしてしまい,さらに他のサイトから見つけられなく なってしまったので,この例は無理矢理設定した物である.
ちなみに,サーバは XF86_SVGA を使用している.
Section "Files" RgbPath "/usr/X11R6/lib/X11/rgb" FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/, FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/:unscaled" FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/75dpi/" ModulePath "/usr/X11R6/lib/modules" EndSection Section "Keyboard" Protocol "Standard" AutoRepeat 500 5 LeftAlt Meta RightAlt Meta RightCtl Control XkbKeycodes "xfree86" XkbTypes "default" XkbCompat "default" XkbSymbols "us(pc101)" XkbGeometry "pc" XkbKeymap "xfree86(us)" XkbRules "xfree86" XkbModel "jp106" XkbLayout "jp" XkbOptions "ctrl:swapcaps" EndSection Section "Pointer" Protocol "PS/2" Device "/dev/mouse" BaudRate 1200 Emulate3Timeout 100 SampleRate 0 Emulate3Buttons EndSection Section "Monitor" Identifier "Libretto LCD" VendorName "Toshiba" ModelName "Libretto LCD" HorizSync 31.5-40.0 VertRefresh 50-70 Modeline "640x480" 25.175 640 664 760 800 480 491 493 525 EndSection Section "Device" Identifier "Libretto20" VendorName "Cirrus Logic" BoardName "clgd7548" Chipset "clgd7548" EndSection Section "Screen" Driver "vga16" Device "Libretto20" Monitor "Libretto LCD" Subsection "Display" Depth 8 Modes "640x480" Virtual 640 480 ViewPort 0 0 EndSubsection Subsection "Display" Depth 16 Modes "640x480" Virtual 640 480 ViewPort 0 0 EndSubsection EndSection Section "Screen" Driver "svga" Device "Libretto20" Monitor "Libretto LCD" Subsection "Display" Depth 8 Modes "640x480" Virtual 640 480 ViewPort 0 0 EndSubsection Subsection "Display" Depth 16 Modes "640x480" Virtual 640 480 ViewPort 0 0 EndSubsection EndSection