LC630 は 怪しいことをする とクロックが上げられる,ということを耳にしてかなり経つが, ついに実行してみることにした.
このクロックアップは特殊なもので,通常のクロック交換によるものではなく, 内部動作モードを変更するというものである. ここんとこのAppleのマシンは,基板設計を同じにして,部品の有無や動作モード によって,ローコスト版を販売したりすることがある. LC630 もその1つで,基板上のチップ抵抗の置き方により,動作モードが変更 できるようになっている. 動作モードは 25MHz,33MHz,40MHz の3種類で,基板裏にある2つのチップ抵抗を, 空いている別の位置に移し変えることでこのモードを変更することができる.
しかし,載っているCPU は 'XC680LC040RC33' つまり,33MHz 版である. Apple が 40MHz の LC630 を出せなかったのは,40MHz 版の 040 がなかったか, 大量購入できなかったためと思われる. とりあえず,熱くなるであろうCPU には ヒートシンクを乗せて冷やしている. Valkyrie (ビデオチップ)も熱くなるらしいので,冷やしたほうがいいらしい. ちなみに,ヒートシンクの大きさは,
16M SIMM が爆発的に下落傾向なので 8M SIMM と交換してしまった (6/15 時点で 13,300円)。 しかし,時間が経つにつれソフトは肥大化し,20MB(内蔵4MB+SIMM16MB) でも足りなくなりつつある.そこで,巷でよく見かけるSIMMコンバータを (何も考えずに)買ってきて取り付けることにした.
基板を引っ張り出して取り付けてみると,簡単に取り付けられるので, メモリが増やせる可能性が増えた,と思って閉まってみたら, SIMM コンバータのレバーが天井に当たって入らなくなっていた. 無理したら入るのだが,良く考えてみると上段にSIMMを入れたら明らかに 入らないことがここで判明したのである(T_T)
なんとかしてSIMMコンバータを取り付けたい,と思ったが, どうも引っかかっているのは電源のファンが出っぱっているためと分かった. しかし,ファンの位置を移動して,金属板を切り取らない限り,入らない ようである. その上,それができたとしてSIMMコンバータが使えるかどうかの保証もない. さて,金属板を切り取るべきかどうか...
MacBSD にも密かに期待している.といってもいまさらなので,どちらかというと 手持ちの速いマシン(速くないが)でBSDが動いてくれると,また楽しみが 増えるというものである.
MacBSDは,現時点でLC630では動作しない,となっている. しかし,ある情報によると,シリアル経由でコンソールを上げると動作した, という.
早速,SCSIのHDD(730MB)を中古で購入し,取り付けることにした. ただ,内蔵を外付に移植する予定にしていたので,ケーブルの問題などがあったが、 これを解決したため,MacBSD を LC630 にむりやり載せてみることにした. その方法はこちらへ. まだまだ不安定なようなので,使用していくには厳しいかもしれない.