購入した中古 X250 もやはり常時使う環境としては英語配列にしておきたいので、最後の難関である英語キーボードへの交換を行いました。これまでの換装は筐体を開けるときのツメの心配くらいでしたが、キーボードはメインボードを外す必要があるため、しっかりと手順を確認して臨むことになります。
交換する英語キーボード
交換する英語キーボードは修理交換用に販売されているもので、型番が「04Y0900」のものを購入しました。バックライトありのタイプもあります。あまり流通しているパーツではないので、海外業者からの購入は慎重に。
英語キーボードは特殊キーがやや少ないため、日本語キーボードより余裕があります。
裏蓋を開ける
内蔵バッテリーの無効化から裏蓋を開けるまでは、すでに投稿済のメモリ交換と同じです。
コネクタを外す
キーボードの換装も他の換装と同様 "at your own risk" ですが、特に分解箇所が多く非常に注意を要するため、念のためどういう構造になっているか保守マニュアルを確認しておきましょう。
HDD(換装SSD)、内蔵バッテリー、メモリは安全のため外しておきます。
まずコネクタを外します。下の写真の青い部分は軽く引く(または持ち上げる)形で外します。赤い部分は留め具で止められているため、留め具を上げてから外します。
左の赤で示すコネクタはすぐ上のコネクタを外した下に隠れています。
赤で示すコネクタは留め具を上に上げてからリボンケーブルを慎重に引くと外れます。
全て外したら、無線LANユニット(右のM.2ユニット)のアンテナ線を外します。下の写真の左側の灰色の線を外します。この線は黒いプラスチックの固定具で固定されているため、固定具も外してなくさないように保管しておきます。
メインボードを外す
下の写真の緑で示す3カ所のネジを外します。
ファンの辺りのケーブルは外していませんので、注意してメインボードを反時計回りで動かします。
キーボードを外す
メインボードを動かすと半透明の板が出てきますが、この板を外します。下の写真の赤で示すネジを外します。半透明板は両面テープで固定されているので、ネジを外した後は板をゆっくりと持ち上げます。
半透明板を外すとようやくキーボードが出てきます。キーボードは下の写真の赤で示す4つのネジで固定されているので、これらを外します。
キーボードは手前にゆっくり引くと外れます。
元に戻す
新しいキーボードを元の場所に差し込みます。この時にキーボードがリボンケーブルを巻き込んでいないかを確認してください。後で気づくと今までの行程をもう一度やり直すことになります。
キーボードのネジを留め、半透明板のネジを留め、メインボードを戻します。無線LANのアンテナ線を元に戻し、コネクタを元の通りに挿し込みますが、順番を間違えないようにしてください。ボタン電池のケーブルやスピーカのケーブルは他の箇所に挟まれやすいので取り回しは十分注意してください。
動作確認
全て元に戻したら、電源を投入して動作を確認します。OSは日本語キーボードの設定のままなので、英語キーボードの設定を行います。
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